iPhoneアプリの音が出ない原因

ゲームアプリの音が出ないトラブルは、通知設定や音量を変更すると解消できる場合があります。設定変更で解決しない場合は、スピーカーなどが故障しているのかもしれません。

iPhoneアプリの音が出ない原因として、よくあるものを8つ挙げて解説します。

サイレントモードになっている

iPhoneの通知設定をサイレントモード（消音モード）にしていると、ゲームアプリの音が出ない場合があります。音が出るモードに切り替えることで解消するかもしれないため、試してみましょう。

アクションボタン搭載型のiPhoneは、「設定」の「サウンドと触覚」でサイレントモードのオン・オフが切り替えられます。

その他のモデルは、本体の左側、音量ボタンの上に「着信/サイレントスイッチ」があるため、確認してみてください。サイレントモードになっていれば、スイッチのオレンジ色の部分が見えているはずです。切り替えて解除しましょう。

スイッチの付いたモデルは特に、ケースを取り外した際などに当たって、切り替わっている場合もあるようです。設定した覚えが無くてもサイレントモードになっていることがあるため、確認してみましょう。

音量が下がっている

iPhoneの音量調節で操作ミスがあり、極端に音量が下がっていることで、ゲームの音が出ていない場合があります。音量調節が適切にできているか確認しましょう。

音量は「音量ボタン」や「コントロールセンター」で調節します。

通話中や音楽、動画、ゲームなどの再生中にデバイス横にある「音量ボタン」を使うと、通話や再生中の音量を調整できます。それ以外の時は、着信音や通知音、その他のサウンド効果の音量調節が可能です。

音量ボタンが故障していると、ボタン操作で変更できない場合があるため、「コントロールセンター」での調整も試してみるとよいでしょう。

「コントロールセンター」での音量調節は、スピーカーマークのある音量スライダーを上下することで調節できます。「コントロールセンター」は、Face ID搭載のiPhoneでは画面右上隅から下にスワイプすると開きます。ホームボタン搭載のものは、下端から上にスワイプしてください。

Bluetoothデバイスにつながっている

Bluetoothデバイスにつながっていると、iPhone本体から音が出ないことがあります。家の外では音が出るのに、帰宅すると出なくなる場合は、自宅のイヤホンなどBluetoothデバイスに接続しているのかもしれません。Bluetoothの設定を確認し、デバイスとの接続を見直しましょう。

Bluetoothのオン・オフは、「設定」か「コントロールセンター」で切り替えが可能です。「設定」から変更する場合は、設定メニューの「Bluetooth」で切り替えられます。「コントロールセンター」では、「Bluetooth」のマークのボタンをタップすると切り替えられます。

※Bluetoothは、Bluetooth SIG, Inc.の商標または登録商標です。

おやすみモードがオンになっている

iPhoneの設定には「集中モード」があります。できる限り気を散らす音や表示を減らして集中できるようにする機能です。「おやすみモード」や「睡眠」のモードを選ぶと、設定によってはゲームの音が出なくなります。

集中モードになっているかどうかは、「コントロールセンター」で確認できます。意図しないモードがオンになっていたら、タップして解除しましょう。

アプリで音が出ない設定になっている

特定のゲームだけ音が出ない場合は、アプリ個別の音量設定が消音モードになっているかもしれません。iPhoneの設定に問題が無ければ、アプリ内のサウンド設定を確認しましょう。

タップ音は出るのにBGMが流れないなどの場合は、BGMと効果音などを分けて設定している可能性も考えられます。すべての音がオンになっているか確認してみてください。

スピーカーの故障

設定を見直しても解決しない場合、iPhoneのスピーカーが故障している可能性があるため、修理を検討しましょう。

強い衝撃や水の侵入などは、iPhoneの故障につながります。特に水没した場合は、時間が経つと浸水して症状が悪化することもあるため、早急に修理を依頼しましょう。

スピーカーがふさがれている

スピーカーが故障しているわけではなく、ふさいでしまっている場合も考えられます。音が出る部分を、うっかり手やケースなどでふさいでいないか確認しましょう。

iPhoneには一般的に2種類のスピーカーがあります。音声通話用のイヤースピーカーと、音楽やゲームのサウンド出力用のラウドスピーカーです。スピーカーの位置は機種によって異なりますが、イヤースピーカーは画面上部に、ラウドスピーカーは本体下部に付いているものが多いようです。

iOSの不具合

iOSの不具合でも音が出なくなる場合があります。長期にわたってアップデートしていない時などに起こりやすいため、まずは最新のiOSへのアップデートを試してみましょう。

「設定」から最新のiOSにアップデートが可能です。「設定」にある「一般」から「ソフトウェアアップデート」を選んで実行できます。

iOSのアップデートは不具合の修正に加えて、セキュリティ強化にも効果的です。できる限り、最新の状態にしておきましょう。

※iOSは、Apple Inc.のOS名称です。IOSは米国その他の国や地域におけるCiscoの商標または登録商標であり、ライセンスに基づき使用されています。

iPhoneアプリの音が出ない場合の対処法

前述のとおり、iPhoneアプリの音が出なくなる原因はさまざまです。音が出ないトラブルが発生した場合、試してみるべき対処法を詳しく解説します。

iPhoneの再起動

iPhoneで一時的な不具合が起きている場合、端末本体を再起動すれば解消されるケースがあります。

一旦iPhoneの電源をオフにし、再度電源を入れましょう。完全に電源が切れるまでは少し時間がかかるため、電源がオフになったことを確認してから起動しなおしてください。

スピーカー・イヤホン等の接続を確認する

スピーカーやイヤホン等を使っていて音が出ない場合は、接続に問題が発生しているケースがあります。コネクタが抜けていないか、間違いなく接続されているかを確認しましょう。

また、コネクタが汚れていることが、音の出ない原因になっている場合もあるため、掃除をしてみるのも有効です。柔らかい布や綿棒など清潔なものを用意し、水を含まずに優しく拭いてみましょう。事故や故障を防ぐために、iPhoneの電源はオフにしてから掃除をしてください。

アプリ内の音量設定を確認する

前述のとおり、特定のゲームだけ音が出ないなどの場合は、アプリ個別の音量設定で消音されている場合があります。もう一度アプリごとの音量設定を確認してみましょう。

他には、ゲームアプリ内の不具合によって音が出ていないケースもあります。アプリが公表しているお知らせなどで、不具合情報がないか確認してみましょう。また、アプリをアップデートして最新の状態にすれば解消できることもあります。試してみてください。

スピーカーを掃除する

前述のとおり、iPhoneのスピーカー部分がふさがれていることも音が出ない原因のひとつです。音がこもっている、歪んだように聞こえるなどの場合は、手などでふさいでいる以外に、汚れやほこりが詰まっているケースも考えられます。

スピーカーに汚れやほこりが見られる場合は掃除をしてみましょう。綿棒や柔らかい歯ブラシなどで傷つけないように掃除してください。

iPhoneを復元する

上記の方法を試しても音が出ない場合は、iPhoneを初期化することもひとつの方法です。初期化することでリフレッシュされ、音が出る状態に戻るかもしれません。

ただし初期化を行うと、ゲームアプリを含めすべてのデータが消えてしまいます。初期化の完了後に復元できるよう、必ずバックアップを取ってから実行しましょう。

初期化は「設定」から「一般」、「転送またはiPhoneをリセット」、「すべてのコンテンツと設定を消去」を選択することで実行できます。パスコードやパスワードが求められたら、適宜入力してください。

初期化完了後にバックアップしたデータを戻し、音が出るようになったか試してみましょう。

iPhoneを修理に出す

初期化を試しても解決できない場合は、スピーカーやiPhone本体が故障している可能性が考えられます。そのまま使っていると他の部位に不具合が発生する恐れもあるため、無理をせず早めに修理に出しましょう。

iPhoneの修理を依頼できる店やサービスは大きく分けて「Apple Store」「Appleの正規サービスプロバイダ」「非正規店」の3つがあります。

「Apple Store」や「Appleの正規サービスプロバイダ」に依頼すると、安定した品質の修理が受けられますが、費用が高額になる場合もあります。バッテリー交換や画面修理以外は本体交換になるため、データが消えることも理解しておきましょう。

「非正規店」に依頼すれば、修理の選択肢に幅があり、安価な修理やデータを残してもらうことが可能かもしれません。ただし、店舗によって修理の品質には差があるため、見極めが必要です。

※Appleは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。

※App Storeは、米国その他の国や地域で登録されたApple Inc.のサービスマークです。

まとめ

ゲームだけ音が出ないときは、iPhone本体やゲームアプリの設定の調節、コネクタやスピーカーの掃除を行うことで解決できる場合があります。原因を探しながら対処法を試してみてください。

対処法を実行しても音が出ない場合は、iPhoneが故障している可能性もあります。無理に使い続けず、早めに修理に出すのがおすすめです。修理店には「Apple Store」「Appleの正規サービスプロバイダ」「非正規店」があるため、iPhoneの状態や目的に合わせて依頼を検討してください。

執筆年月日：2024年11月