学習机・勉強机を処分方法|方法ごとの費用や無料で処分する方法も紹介
お子さんが大きくなると今まで使っていた学習机が不要になることもあります。長年使っていた分、思い入れも深くなるでしょう。しかし、使わないまま置いておくと、場所を取ってしまい、部屋のスペースを圧迫してしまいます。
今後使い道があれば残しておいて問題ありませんが、置いてあるだけになってしまっている場合は思い切って処分を検討してみるのも手です。今回は、学習机(勉強机)の処分方法や費用相場などについて、くわしく紹介します。
学習机(勉強机)の処分方法
学習机(勉強机)を処分する方法は、単に「捨てる」だけではありません。リサイクルショップに出したり、フリマアプリに出品したりするなど、再活用する方法もあります。
各方法にはメリットやデメリットもあるため、自分に合った処分方法を検討してみてください。ここでは、学習机のそれぞれの処分方法について、くわしく紹介します。
粗大ゴミとして出す
学習机の劣化などが原因で処分を考えている場合は、粗大ゴミとして出す方法が一番身近に感じられるでしょう。各自治体によって粗大ゴミの回収方法は異なりますが、事前申込をしたうえで指定の回収場所に持ち込むのが一般的です。利用する場合は、各自治体のルールに従って処分しましょう。
粗大ゴミとして出すメリットは、比較的安価に処分できたり、指定の収集所に出してしまえば確実に処分できたりすることが挙げられます。
デメリットとしては、学習机は大きいため、指定場所が遠いと運び出しが大変なことです。複数人で運んだり、場合によっては軽トラックを借りたりする必要もあるかもしれません。電話やインターネットでの事前申し込みや粗大ゴミ処理券の購入など、手続きが面倒だと感じる人も多いでしょう。
また、自治体によっては回収までに時間がかかる場合も多く、引越しなど急ぎで学習机を処分したい人には不向きな方法かもしれません。
解体して可燃ゴミ・不燃ゴミに出す
解体して可燃ゴミ・不燃ゴミとして出す方法もあります。解体に必要な工具が揃っていて、できる限り費用を抑えたい人にはおすすめです。
メリットは、一般ゴミの扱いとなるため、普段ゴミを捨てる感覚で処分できることです。また、処分費用もゴミ袋代だけでほとんどかかりません。粗大ゴミと違って、手続きも不要です。
費用は抑えられますが、デメリットもあります。一般ゴミとして出せるサイズは、どの自治体でも30センチ以内と定められている場合が多いため、30センチ以下まで切り分ける必要があります。工具の使用に慣れていない人は、時間と労力がかかるでしょう。場合によっては、怪我をしてしまう恐れもあるため、不慣れな人は避けた方が賢明です。粗大ゴミとして出す場合と同様、各自治体のルールに従って処分してください。
リサイクルショップで買取を依頼する
近くのリサイクルショップに買取を依頼するのもよいでしょう。リサイクルショップに持ち込む最大のメリットは、お金に換えられることです。粗大ゴミで出す場合はお金をかけて処分しなければならない一方、収入を得ながら学習机を処分できます。
一方、デメリットもあります。学習机の大半は丈夫な素材で作られていますが、お子さんの使用により、クレヨンの跡やシールを貼った跡、落書きなどが残っていることもあるでしょう。なかなか落ちない汚れやキズが多いと、査定額に影響が出てしまうことが考えられます。
状態が著しく悪い場合、買取はおろか、引き取ってもらえない可能性もあります。自宅にある学習机の状態をよく見たうえで、査定を依頼するかどうか検討するのがベターです。自分では判断しかねる、運ぶ手間も惜しみたいという人は、出張買取サービスを利用してもよいでしょう。ただし、業者によっては、出張費など別途料金が発生する可能性もあるため、依頼する場合は事前に確認してから利用するとよいです。
フリマアプリ・ネットオークションで販売する
フリマアプリやネットオークションで販売するのも手です。リサイクルショップで買取を依頼する方法と同様、お金に換えられるメリットがあります。自分の希望額を提示でき、相手との条件が合えば、リサイクルショップよりもより高値で学習机を売ることが可能です。
ただし、汚れやキズがある場合には、なかなか買い手が見つからないデメリットもあります。よほどの美品であることや、キズがあったとしても有名メーカーでない限り、なかなか売れないケースも多いでしょう。売れたとしても、学習机のような大型家具を梱包するのは大変な作業です。梱包作業に慣れていない人は、時間がかかったり、苦労を感じたりする場合もあります。
不用品回収業者に依頼
学習机以外にも処分したいものがたくさんあったり、引越しなどで処分を急いでいたりする場合は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。メリットは、スタッフが直接自宅に訪問してくれることです。そのため、面倒な搬出作業や解体作業も自分で行う必要はありません。
中には、不用品回収と買取サービスを一緒に行っている業者もあります。回収費用から学習机の査定額を引いてくれるため、よりお得に処分できるでしょう。
利便性が高い一方で、費用面でデメリットもあります。不用品回収業者は定額パックやトラック詰め放題プランなど、パック料金でサービス提供を行っている場合が多く、他の回収方法に比べて費用が高い傾向にあります。買取サービスを行っていない場合や、学習机以外に処分するものがない場合は、割高に感じる場合もあるでしょう。
不用品回収業者に依頼する場合は、「一般廃棄物処理業の許可」を得ているかを確認することが大切です。作業終了後に高額な料金を請求されたり、依頼内容と違ったサービスを提供されたりと、トラブルの原因となる可能性もあるため、注意しましょう。
買い替えの際に購入店に引き取りを依頼
新しい机を購入する場合は、購入店に引き取ってもらう手もあります。流れとしては、購入時に引き取りサービスを利用する旨を伝えた後、新しい学習机が届いたタイミングで古い学習机を引き渡すのが一般的です。
対象商品を購入すると不要家具の引き取りが無料になったり、納品時に有料で引き取ったりするなど、お店によってサービス内容はさまざまです。購入したい学習机のお店が引き取りサービスを行っているかどうか、行っている場合はどのようなサービス内容なのかを事前に確認するようにしましょう。
メリットは、比較的手続きが簡単であったり、搬入の手間を省けたりすることです。一方で、引き取りサービスを依頼できる店舗は限られていること、場合によっては費用がかかってしまうことがデメリットであるといえます。
引越し時に処分を依頼
引越しを機に、学習机を処分したい場合は、引越し業者に処分を依頼するのもおすすめです。不用品回収業者への依頼や、購入店に引き取りを依頼する場合と同様、搬入の手間を省けるメリットがあります。また、学習机だけでなく、他の不用品もまとめて処分することが可能です。
デメリットは、業者によって引越し費用に加えて処分料がかかる場合もあることです。不用品引き取りサービスの有無やサービス内容に関して、見積もり時に確認をすることが大切です。
学習机(勉強机)を処分する際の費用相場
処分する際の費用はできる限り抑えたいものです。ここでは、学習机(勉強机)を処分する際の費用について紹介します。なお、ここでの費用とは処分そのものにかかる費用とし、ゴミ袋代や工具の購入代などは含まないものとします。
以下の表は、各処分方法の費用を示したものです。
処分方法 |
費用 |
---|---|
粗大ゴミ |
500~2,000円 |
可燃ゴミ・不燃ゴミ |
無料 |
リサイクルショップ |
無料 |
フリマアプリ・ネットオークション |
無料(手数料・送料がかかる場合有り) |
不用品回収業者 |
2,500~6,000円 |
購入店での引き取り |
無料~4,500円 |
引越し業者 |
3,000~10,000円 |
無料で処分できたり、費用がかかる場合も10,000円前後が相場となったりしています。リサイクルショップでの買取やフリマアプリ・ネットオークションに出品する場合は、数千円〜数万円の臨時収入が入ってくる可能性もあるでしょう。
不用品回収業者の多くはコース料金が設定されているため、学習机以外にも処分したいものがたくさんある場合は、まとめてお願いした方がお得な可能性もあります。
学習机を処分するのがもったいない!適切なタイミングは?
先ほどもお伝えしたとおり、学習机は良質な素材で作られている場合が多く、壊れにくいため、処分するタイミングが分からないこともあるでしょう。判断に迷ってしまいますが、学習机が「不要になった時」と「劣化してしまった時」は処分するタイミングと判断してよいでしょう。
学習机が不要になった時
「お子さんが大きくなって学習机のサイズが合わなくなった」「お子さんが就職を機に、家を出ることになった」など、学習机を使う人がいなくなった時は処分するタイミングであるといえます。
学習机はサイズが大きく場所を取りがちであるため、処分すれば空いたスペースを有効活用できるでしょう。
学習机が劣化してしまった時
主にお子さんが使う学習机は、使い続けることによるキズや汚れ、素材によっては黄ばんでしまうこともあります。劣化が著しい場合は処分も検討しましょう。
学習机をリメイクする方法も
使う人がいなかったり、劣化が激しかったりしてもなお、処分するのを躊躇してしまう場合は、リメイクを試してみるのもおすすめです。
学習机は長く使われることを想定して作られているため、良質な素材、シンプルなデザインが多いです。キズや汚れは付いてしまっているものの、机としての機能は失っていません。リメイクをして新たな使い道を探してみてはいかがでしょう。
まとめ
今回は学習机を処分する方法や費用相場について紹介しました。学習机を処分する方法はいくつかありますが、特徴の違いはもちろん、費用もさまざまです。使わなくなった学習机を処分したいと考えている人は、処分することで部屋をすっきりとさせられるでしょう。お伝えした7つの処分方法の特徴と料金を踏まえ、ご家庭に合った処分方法を検討してみてください。
執筆年月日:2024年11月